大人に贈るプチプラ英語学習法〜短期留学編〜
大学生の長期休みや転職の狭間の休暇など、ちょっとしたまとまったお休みがあるときにできる、短期留学先の紹介です。
実際に私が過去バケーションついでに行った留学先2つをご紹介します。
1週間ハワイに行くとかより俄然安いよ
フィジー留学
基本情報
公用語 | 英語、フィジー語 ヒンドゥスターニー語(ヒンディー語、ウルドゥー語) |
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首都 | スバ |
最大の都市 | ナシヌー |
独立 |
イギリスより 1970年10月10日 |
通貨 | フィジー・ドル (FJD) |
時間帯 | UTC +12(DST:あり(2009年11月末より復活)) |
フィジー共和国(フィジーきょうわこく)、通称フィジーは、オセアニアの国家で、イギリス連邦加盟国である。首都はビティレブ島のスバ。南太平洋のフィジー諸島と北に500km程離れた保護領のロツマ島に位置する島国である。300余の火山島と珊瑚礁からなる。西にバヌアツ、東にトンガ、北にツバルがある。
利用学校、費用など
- 利用した学校及び手配業者: サウスパシフィックフリーバード
- 費用: 3週間ホームステイ込みで20万円程度+飛行機代
- 利用時期: 2007年ごろ
おすすめポイント
- とにかくお安い
- 日本人の短期留学のために作られた語学学校で参加ハードル低い
- 南国のアクティビティなども楽しめる
- 治安が良い
大学時代に夏の海外旅行代わりに利用しました。
フィジーはその昔イギリスが植民地占領したものの、原住民のフィジー人が怠け者すぎて働かず、困ったイギリス人たちがインド人を連れてきて働かせたという逸話のある国です。そのため島の住人はフィジー人とインド人が半々くらいで暮らしているという変わった島。公用語は英語なのですが、普段フィジー人はフィジー語、インド人はヒンズー語を話しています。現地の学校は英語で教育をしており、島の子どもたちは幼稚園くらいから英語が喋れます。大人になると仕事の関係上フィジー人とインド人にコミュニティが別れるため、大人よりも子供のほうが英語が得意だなという印象でした。
語学学校自体が日本人向けの語学学校だったため生徒はほぼ100%日本人。学校の敷地内は日本語禁止というルールで運用されていました。生徒は大学生くらいの若者が圧倒的多数を占めます。ただ、定年後のおじいちゃん、おばあちゃんや語学学校通学後にワーキングホリデーをする大人も少数ですが来ていました。
私は当時イスラム教徒のインド人家族の家でホームステイしました。ホームステイ先では朝食と夕食が必ず振る舞われるのですが、朝はパン食、夜はカレーです。ちなみにフィジー人家族にあたると主食がタロイモヤムイモという感じになるようでした。
学校のあるナンディや現地人の住むエリアは途上国の島国といった感じで、東南アジアに近い雰囲気があります。セブ島留学とかに似ている感じなんじゃないかと思います。
フィジーはもう一つの顔として欧米人に人気のリゾート地なのですが、島全体がそうなっているわけではなく現地人の居住区とは別に欧米人向けにリゾート開発されたエリアが存在しています。日本人客は比率としては少ないようなのですが、リゾートエリアのホテルのビーチに(勝手に)入って遊ぶことも可能でした。現地の人が同じことをしようとすると止められるそうですがw
デメリット
- やや訛りのある植民地イギリス英語
- 日本人だらけなので授業外はどうしても日本語になる
- ホームステイで食事が合わないと辛い
マルタ島留学
基本情報
座標 | 北緯35度52分 東経14度26分 |
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面積 | 246 km² |
最高標高 | 253 m |
最大都市 | バレッタ |
所在海域 | 地中海 |
所属国・地域 | マルタ |
本島はイタリア、シチリア島の南93kmほどのところにある。面積は246㎢、最高標高点は253m。世界で初めて海水から生活用水を生み出した島でもある。
最も大きな都市は、首都でもあるバレッタ。島の東部にあり、市街は世界遺産となっている。海岸沿いのいりくんだ入り江は美しい港の景観を創りだし、密集した人家の風景は高台のある丘が特徴的である。
地中海性の温暖な気候で、冬は温暖で雨が多く、夏は暑く乾いている。マルタ島にはこの二つの季節しかなく、そのコントラストは旅行者にとって魅力的なものとなっている。
利用学校、費用など
- 利用した学校: Easy School of Languages
- 手配業者: 留学図書館
- 費用: 10日間学生アパートメント込みで10万円程度+飛行機代
- 利用時期: 2013年ごろ
おすすめポイント
- とにかく日本人が居ない!
- クラスメイトは周辺のヨーロッパ人がメイン
- 訛り少なめ
- 治安が良い
- 物価が安い
- コンパクトな島で午後からや週末だけでも十分に観光も楽しめる
地中海のイケてる島、マルタ島はイギリス植民地のためヨーロッパでは珍しい英語が公用語の島国です。私はとある転職の際にお休みの時間があったので、急遽手配して1週間のクラスを受けてきました。ヨーロッパ定番の英語留学先となっているようで、クラスメイトは99%ヨーロッパ人。私が短期留学していた時には日本人はおろか、韓国/中国などのアジア人も見かけませんでした。そのため、とにかく人と話すときは四六時中英語を話すことができます。当時のクラスメイトはドイツ、スイス、チェコなどのドイツ語圏の子たちやオランダの子たちが多いようでした。
生徒の年齢層は幅広で、中学生くらいの若い子から大人の女性、おじいちゃんおばあちゃんも居ます。親子で同じクラスという人たちも居ました。
授業は日本の英語の授業のように文法等を教わる講義形式のクラス、ディスカッションのクラス、スピーキングなど。入学初日にクラス分けテストを受けて、レベル別に所属クラスを振り分けられます。
特に印象に残ったクラスはディスカッションのクラスで、第2次世界大戦についてみんなで話すというもの。ヨーロッパ人と日本人の歴史リテラシーの違いをまざまざと見せつけられ、反省しました....大人として...
日本の大学のディスカッション/スピーキングのクラスでも感じたのですが、英語はただのツールなので、話す内容が大事。かなり短い期間での参加だったので、もっと長い時間滞在しても良かったなぁ。
授業以外の面では、地中海の温暖な気候で空も海も美しく、人々がのんびりとした生活をしているのでリラックス効果、心のデトックス効果も有り。観光のほか、ダイビングなどの海のアクティビティを楽しむこともできます。
イタリアのシチリア島が近く、一泊二日とかで足を伸ばすことも可能。
とにかく美しい島です。
デメリット
- 最低限コミュニケーションできる英語力が必要。(ただしトラベル英会話くらいでいいと思います)
- 学校が基本的に午前中のみのため、午後自分でやることを計画していかないと時間がもったいないことになります
以上です。
英語の学習は大人になってからも継続することが重要だと思うのですが、ただ同じ勉強をしていても飽きてしまうもの。たまに旅行ついでに短期留学を入れるといい刺激になるかもしれません。
ではまた。